乾癬治療の新薬「オテズラ錠」は本当に効くのか?効能・副作用を検証しました
2017年3月、乾癬治療の新薬が25年振りに発売開始となりました。
その名も「オテズラ錠」、塗り薬で効果のない方・関節症性乾癬でお困りの方に非常に効果があると期待されている飲み薬です。
当ブログでは主に、薬を使わずに自然療法で乾癬を治す方法をご紹介してきました。
しかし、今回ご紹介するオテズラ錠は薬なので意と反する部分もありますが、25年振りに発売された新薬で効果を期待されている「オテズラ錠」についてご紹介することは、当ブログを読んで頂いている方の乾癬治療の幅・知識がが拡がると考え、ご紹介することに致しました。
このページでは「オテズラ錠」が乾癬にもたらすメリットだけではなく、デメリットもしっかりとまとめましたので、ぜひ乾癬治療のご参考にしてください。
- 乾癬25年振りの新薬オテズラ錠とは?
- オテズラ錠を服用すると、なぜ乾癬の症状改善が期待されるのか?その仕組みは?
- オテズラ錠は24週目あたりから効き目がある?
- 鱗屑にも効果大?オテズラ錠で期待できる症状
- オテズラ錠が持つ副作用
- オテズラ錠の医療費は高額?
- 乾癬とオテズラ錠まとめ
- 乾癬の症状が緩和した!?いま話題の麻の一滴CBDを検証
乾癬25年振りの新薬オテズラ錠とは?
オテズラ錠とは「阻害剤」という新しいタイプの薬です。阻害剤とは簡単にいうと病気の原因である分子に統合することで、悪分子の活性化を抑え、消失させる物質。
オテズラ錠には「PDE4」という物質が使われているのが特徴で、塗り薬で効果のない方や関節症状が発症してしまった患者さんに用いられています。
オテズラ錠を服用すると、なぜ乾癬の症状改善が期待されるのか?その仕組みは?
オテズラ錠で使用されている「PDE4」は、細胞の中に存在するタンパク質の一種で、炎症を引き起こしている物質を作るのに深く関わっています。
乾癬患者はPDE4の数が健常者よりも多いため、免疫がバランスを崩し、異常をきたして炎症を起こしている状態です。
そこでオテズラ錠を利用することによって、このPDE4の働きを抑え、異常をきたしてしまった免疫のバランスをもとに戻すことで乾癬の症状を改善することができるのです。
オテズラ錠は24週目あたりから効き目がある?
気になるのがオテズラ錠を服用すると、どのくらいで効き目が現れてくるのかというところではないでしょうか?
効き目が出てくる時期は人に寄って様々ですが、即効性が高いとは言えず24週目あたりからゆっくりと症状が改善されてくる場合が多いそうです。
鱗屑にも効果大?オテズラ錠で期待できる症状
オテズラ錠は塗り薬で効果がみられない方、関節症性乾癬を発症されてしまった方などに用いられています。具体的にはどんな症状に効果が期待できるのでしょうか。まとめました。
- 頭皮をはじめとする皮膚の炎症
- 爪のはがれ・変形など
- かゆみ全般
- 手や足の指、かかと、関節の変形や痛み
このようにオテズラ錠は乾癬の様々な症状改善に効果が期待できるようです。
しかし、症状を改善させて維持し続けるには決められたルール通り量や回数をしっかり守ること大切です。
少し症状に改善が見られたからといってご自身の判断で量や回数を減らしたりしないようにしましょう。
オテズラ錠が持つ副作用
乾癬に効果が期待されるオテズラ錠ですが、気をつけなければならないのが副作用です。
特にオテズラ錠の副作用は飲み始めの初期段階に出ることが多く、その症状は吐き気や頭痛、下痢など人によって様々です。
これらの副作用は飲み始めてから2週間程度すれば収まると言われていますが、少しでも気になったら医師に相談し、オテズラ錠用のお茶を飲む回数を調整したり、場合によっては服用を中断するなどアドバイスを仰ぐようにしましょう。
また、注意して頂きたい副作用が「感染症」「過敏症」「重度の下痢」です。
・感染症とは?
感染症はウィルスや細菌などが体内に入ってしまうことで引き起こされる病気で、代表的なものに風邪やインフルエンザがあります。
・過敏症とは?
過敏症は蕁麻疹やかゆみ、息切れなどの症状が急に現れることをいいます。
このようにオテズラ錠が持つ副作用は様々です。服用によって何か気になる症状などが出たらすぐに医師に相談することをお勧めします。
オテズラ錠の医療費は高額?
オテズラ錠の医療費には保険が適用されるので人によって自己負担額が変わりますが、決して安いとは言えません。風邪などで病院にかかるよりも高額です。
またお薬代もかなり高額。下記にまとめましたが、この額を継続して支払うと考えると簡単には決断できないですよね。
乾癬とオテズラ錠まとめ
25年振りに発売開始された乾癬の新薬オテズラ錠についてご紹介しました。
乾癬に効果は期待できるものの「副作用がある」「医療費が高額」になってしまうなど、利用を懸念してしまう人も多いのではないしょうか。
特に会社勤めなどをしていると副作用があったのでは仕事に支障をきたしますし、高額の医療費を毎月払うとなると家計が苦しくなってしまう人もいるでしょう。
乾癬の症状が改善されるのはとても望ましいことですが、その代償に私生活が不安定になってしまうのは避けなければなりません。
オテズラ錠を服用する際は、医療費の支払いプランや副作用が出たときの対応策などを事前にしっかりと立てて病院に行かれることをお勧め致します。
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